molly_fdqのブログ

韓国のボーカル・グループ、フォルテ・ディ・クアトロのファンです。日本でも見れる動画のリンクや記事訳などのデータベースにしたいと思ってます。古いのから最近のまで気ままにアップします。最新の情報などはTwitterとInstagramにあげてます。訳は拙いですが、ないよりはましという方にご覧いただければと思います。

【ファントム・シンガー】FDQ結成まで③ トリオ戦

3人組が決まり、ここからはチーム名がつけられ始めました。

 

まず、ヒョンスさん、テジンさん、ペク・ヒョンフンさんは「182.6」。由来は3人の平均身長。リナ・パーク(パク・チョンヒョン)の『꿈에(夢に)』を歌いました。事前に審査員が各チームについて指導した際、ユン・ジョンシンさんがレジェンド・ステージになるのではと予測。ところが、本番の後には審査員から「パフォーマンスにミスはなかったが、期待を越えなかった」「ハーモニーは素晴らしかったがそれ以外の点でぎこちなさが感じられた」「感情表現が足りない」など芳しくない評価が続きました。前評判が良かっただけに、酷評はかなりショックだったようです。

<夢に>

꿈에

꿈에

 

フンジョンさん、イ・ジュンファン君、イ・ドンシンさんは「スーパームーン」。このチームはユン・サンさんの勧めでアレッサンドロ・サフィーナの『Luna』を歌いました。ジュンファン君は恒例の美しい高音に加えて低い歌声も初披露。白い衣装をまとった3人の神秘的なパフォーマンスが終わった瞬間、数秒間静寂が続き、その後歓声と拍手が沸き起こりました。ユン・ジョンシンさんからはフンジョンさんが「ドンシンさんの声に合わせて今までとはまた違う発声をして歌の演出によって自由自在に声を変える能力を見せた、歌に合った表情や演技が俳優らしさを発揮した、真ん中で審査員の視線を引きつけた」と称賛を受け、キム・ムンジョンさんからはフンジョンさんのリーダーシップが評価を受けました。 

<Luna>

Luna

  • 고훈정, 이준환 & 이동신
  • サウンドトラック
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続いてビョリさんとミュージカル俳優のパク・ユギョムさん、ボーカル・トレーナーのオ・セウンさんのチーム「パクセリ」(メンバーの名前から一文字ずつとったものですが、元ゴルフ選手のパク・セリさんの名前を意識したのかなと思います)はミュージカル「李舜臣(イ・スンシン)」の『나를 태워라(私を乗せよ)』を歌いました。

余談ですが、この歌のタイトルは태우다という動詞が「燃やす・乗せる」の同音異義語なので訳し方も「私を燃やせ」「私を乗せろ 」の2通りあり得るのです。ネイティブでも解釈が分かれるようですが、私は後者にしました。違う可能性もある点、ご了承の上ご覧いただければと思います。

<私を乗せよ>

나를 태워라

나를 태워라

  • 박유겸, 오세웅 & 이벼리
  • サウンドトラック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

本番前、ビョリさんは前のラウンドで地下400階まで落ちたためできる限り再起したいという決意を語っていました。3人のセウンさんの家で合宿したりしながら準備したそうです。

ユン・ジョンシンさんは3人の声がよく混ざり合っていた、ソン・ヘスさんからは(ユギョムさんとビョリさんが専攻者じゃないため)こういう方たちがいるのなら大学の専攻学科が不要なのではないかと思うほどプロフェッショナルな舞台だった、マイケル・リーさんはどっちが声が大きいか競っているように見えた、それぞれが80%ずつ出して200%の感動を引き出すことができるが100%ずつ出すことで50%の感動にしかならないという相反する評価が出ました。

 

結果発表は、脱落者が先に発表された前回と違って、まず順位が発表されました。

用意された椅子は4脚×4、4位以内に入れない場合はチーム解散となります。

結果は「スーパームーン」は2位、「パクセリ」は4位、「182.6」は解散。

ここでまたドラフトが始まります。「自分達に選ばれなかった2人は落ちるということ?残酷すぎるルールだ」と上位4チームの表情が曇ります。

1位のチームが選んだのはロック歌手のクァク・ドンヒョンさん。選ばれたことが嬉しくてトリオ戦のチームメートのことを振り返りもせず、新しいチームのメンバーの元へと向かいます。それを見て笑いが起こる会場。フンジョンさんは「指弾(非難)されるべき」と発言し、ここから指弾キャラとしての定着が始まります。

スーパームーン」にこの選択が影響があるか質問する司会者。「ひとつもありません。こんなに簡単なの?と思いました」ときっぱり答えるフンジョンさん。爆笑する会場の中で聞いてなくて「え?何々?」と質問するドンヒョンさん。

「メンバーがみんな明確に望みました。このチームに足りないものを埋めてくれる人」と説明するフンジョンさんの言葉を受け、司会者が「自分のことだと思う人いますか?」と質問するとさっと手を挙げるテジンさん。「どうぞいらしてください。ソン・テジン氏です」と歓迎するフンジョンさん。

(編集では、テジンさんが即答したように見えますが、後日談でテジンさんが、実際はもっと長々と「誰のことか分かるんじゃない?ほらほら」のような催促があって、メンバーの視線で分かってしまったし、手を挙げない訳にはいかなかったのだと説明していました。)テジンさんはヒョンスさん、ヒョンフンさんと抱擁を交わして「スーパームーン」に合流します。テジンさんに入ってほしかった「パクセリ」チームはため息。これでフンジョンさんが初期のインタビューから一緒に歌ってみたいと言っていたテジンさんとのコラボが実現することになりました。

3位のチームの後、4位の番になり、緊張が走ります。

フンジョンさんが「あのチームには(テノールが既に2人もいるから)キム・ヒョンスが要らないのに…」と漏らします。「パクセリ」チームは「みんな愛してる、ごめんなさい」と言ってから低音から高音までカバーするミュージカル俳優キ・セジュンさんを選びました。

 

残されたヒョンスさんとリュ・ジグァンさん。2人で終わったらおいしいものでも食べに行こうと話していましたが、司会者が「この2人がもう2人の運命を変えることになります」と発表します。今まで惜しくも脱落したメンバーの中から2人を復活させて新しいチームを結成するということです。先に結成された4チームから拍手が起こります。ライバルが減った方が嬉しいでしょうに、ヒョンスさんとジグァンさんが落ちなかったことを心から喜んでいるような皆さんの笑顔と拍手がとても温かくて感動してしまいました。

 

ヒョンスさんとジグァンさんが選んだのはミュージカル俳優志望の大学生チェ・ギョンノクさんとミュージカル俳優で子供番組のお兄さんも務めるチョン・フィさん。2人とも夜中にかかってきた電話に「本当ですか???!!!」と驚く敗者復活メンバーにヒョンスさんが「本当だけど今すぐ放送局に来ないといけないんだって」と言うと「どんな手を使ってでも行きます!」と本当に駆け付けてきました。ヒョンスさん、「ここまでの切実さがあるなら次のラウンド行けそうだ」と一言。

 

そんなこんなで波乱の末に新たなチームが結成されました。

続きは④で!!