molly_fdqのブログ

韓国のボーカル・グループ、フォルテ・ディ・クアトロのファンです。日本でも見れる動画のリンクや記事訳などのデータベースにしたいと思ってます。古いのから最近のまで気ままにアップします。最新の情報などはTwitterとInstagramにあげてます。訳は拙いですが、ないよりはましという方にご覧いただければと思います。

【フンジョン】ミュージカル「HOPE」2019:その1

ミュージカル「HOPE:読まれていない本と読まれていない人生」

2019年1月9日~20日

 

これから始まる作品なので、公演が終わるのを待たずに数回に分けてアップしようと思います。

 

<インタビュー映像>

youtu.be

 <フンジョンさんのキャラクター写真>

一度も読まれたことのないホコリを被った本、K役

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 <作品について>

 今回初めて上演される作品なのであらすじや作品が作られた背景などの説明がアップされていたので読んでみました。下記の3つの投稿の内容をかいつまんで下にまとめます。人名のカタカナ表記は合ってるかよく分かりませんが…。

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<背景>

フランツ・カフカ(1883-1924)は現在は芸術的感覚が時代を先駆けた天才中の天才と評価されているが、当時はドイツ語で書くユダヤ人小説家としてアイデンティティについて苦悩していた。

1901年、カフカチェコのカレル大学でマックス・ブロートに出会い、同じ夢を持つ無二の親友になる。1924年にカフカが死去し全ての原稿を燃やしてくれという遺言が残されたが、彼の才能に憧れていたブロートは「カフカは本心では燃やさないことを望んでいたはず」と言って原稿を保管。

1939年に第2次世界大戦が勃発。ブロートはエスダ・ホープに出会い、13年後にホープに全ての原稿を託して死去。1974年にカフカの原稿の所有権をめぐるイスラエル国立文書保管所VSホープの最初の訴訟があり、ブロートの遺言によりホープが勝訴。

33年後の2007年、エスダ・ホープが死去しその娘、エヴァとルースが原稿を相続。その頃イスラエル国立図書館の職員が偶然ブロートの「すべての文書を図書館に寄贈してくれ」という追加の遺言を発見。それによって原稿の所有者をめぐるイスラエル国立図書館とエヴァホープの本格的な訴訟が始まる。

2012年にイスラエル国立図書館の勝利と判決が下されるが、エヴァが控訴。2016年、イスラエル最高裁は再度イスラエル国立図書館に味方する。2018年8月4日エヴァホープ死去。享年84歳。

  

<ミュージカル「HOPE」>

ミュージカル「HOPE:読まれていない本と読まれていない人生」はこの実話をモチーフにした法廷劇。現代文学の巨匠「ヨーゼフ・クライン」の原稿を巡る訴訟という設定。

登場人物は主人公のホープ、原稿を擬人化したK(クラインの頭文字)、クラインの才能を守ろうとするベルト、ホープの母でベルトの恋人マリー、戦争を逃れて来た難民カデル。

 

<あらすじ>

ベストセラー作家だったベルトは、どこにも属すことができずに絶望の中で文章を綴るヨーゼフの才能に憧れている。ヨーゼフの遺言に反して彼の原稿を守って来たベルトは第二次世界大戦が勃発しドイツがチェコを占領すると恋人のマリーに再会を誓って原稿を託して去る。マリーは避難生活の中ベルトとの約束を守るため、外見も気にせず町内で頭のおかしい老婆と思われつつも原稿に固執して暮らしている。そんな母の側で、娘のホープは銃声が飛び交う現実から抜け出そうとする。新たな人生を探すホープが出会った一筋の光のような存在のカデル。長きにわたる苦悩の末、中年になったホープの前に再び置かれた原稿。エヴァホープにとって「原稿」とは一体何なのだろうか。