molly_fdqのブログ

韓国のボーカル・グループ、フォルテ・ディ・クアトロのファンです。日本でも見れる動画のリンクや記事訳などのデータベースにしたいと思ってます。古いのから最近のまで気ままにアップします。最新の情報などはTwitterとInstagramにあげてます。訳は拙いですが、ないよりはましという方にご覧いただければと思います。

【ビョリ】Theater Plus 3月号 インタビュー訳

naver.me

 

きらびやかに成長中

- イ・ビョリ

フォルテ・ディ・クアトロの末っ子、イ・ビョリは歌を歌っていなかったなら、詩人になったと思う。質問されて、相手が退屈しない程度の間を開けて口にする言語は一様に美しい比喩になって飛んできたから。例えば、こうだ。「フォルテ・ディ・クアトロのアイデンティティは何か」というやや形式的な問いに、彼は「木」という単語を挙げた。「ここに実に素晴らしい1本の木が立っています。テジン兄さんが根っこだとすれば、私は幹、ヒョンス兄さんは枝、フンジョン兄さんは葉っぱです。私たちは、ただそれぞれの場所でできることをしただけなのに、合わさると『1本の木』という客体になるんです。この時吹き出すハーモニーとの相乗効果が私はとても好きです。」昨年冬に発売された3集アルバムについて尋ねたときも、彼の表現は新鮮だった。「クラシックとポップスを網羅した1集と2集のスペクトルは広かったです。3集もポップスと民謡があるにはあったけれど、フォルテ・ディ・クアトロに完全に集中したいという気持ちが大きかったんです。水を噴出する霧吹きにたとえてみましょうか。それまでのアルバムがレバーを握ったときにスプレーのように広く噴射されるとすれば、3集は霧吹きのフタを軽く回した時に出てくる水のように一つにまとまって強く集まって流れ出すようなものです。同じように力を入れて、同じ量の水が出るのに、広く散るものとレーザーのように出るときの感覚は、厳密には違うでしょう。」

 

予想通り、彼は考えること、歩くこと、本を読むことを楽しむ。スケジュールがないときは、家で本を読んだり軽いゲームをして、頭の中に抽象的なイメージがごちゃごちゃ出てきたときは、無計画に出かけてあてもなく歩く。歩いていると、いつの間にかすっきりと頭の中が整理されるという。無口を通り越えて怒ったような表情のため、何度も誤解されたりもしたが、彼はフォルテ・ディ・クアトロとしての生活を通して人見知りが軽減し、性格が明るくなり、相手をリラックスさせる方法も学んだ。「この3年間、兄さんたちが気にかけてくれましたが、これからはお返ししなければ。私が『フォルテ・ディ・クアトロ』に必ずいなければならない理由でもあります(笑)もしかして今、私が怒っているように見えますか?私、今日とてもいい気分ですよ!」音楽的な変化も、彼は告白するように話す。「1年前、だから2.5集アルバムを出した後、盛んに活動していた冬でした。このチームで私は高音を担当していますが、いつからか声が壊れたんです。このまま続けたらダメになるだろうなと思って矯正を受け始めました。それまで私はレッスンを一度も受けたことがありませんでした。自分1人ですべて解決していました。それが長所にもなるけれど、大きな欠点だということを自覚しました。今は幸いなことに、8時間歌っても喉も痛くない発声法に沿っています。代わりに、その前に持っていた自分のスタイルを90%捨てました。先生も驚かれていました。大抵は矯正をしても、自分のスタイルを捨てることは難しいという人が多いそうです。私はまるで排泄物のように捨てました。」彼は自分のこだわりを押し通す代わりに、賢明にもこのチームで完成させるべき声と完成させたときに輝く声を先に考えた。自分のスタイルを捨てることを恐れる代わりに、誰も自分に「お前の声、変だよ」と言わない兄さんたちが限りなくありがたいばかりだった。自分を尊重し、自分を信じて待ってくれた彼ら。

 

音楽は今でも神秘的な分野だから舞台に立つ前にとてつもない強迫観念に押しつぶされそうになったりするが、自らを絶えず省みるようになるし努力するようになるから、むしろ良いエネルギー源にもなる。最近では「自己省察」というかなり途方もない音楽的な悩みも持つようになった。音楽自体に対する発展と完成度はもちろん、その中にメッセージを込めなければならないのではないか、という悩み。コールドプレイのFix Youのように、マイケル・ジャクソンのHeal the Worldのように。

「驚くべきことにフォルテ・ディ・クアトロは今もまだ過分な愛を受けています。私たちが歌が上手いから愛されるわけではありません。そうだったとしたら、この愛は条件的な愛で、すぐに消えてしまう愛でしょう。スターとファンの距離は思ったより遠いです。それにも関わらず応援してサポートし続けてくださるのは、私たちの存在自体を愛してくださるおかげだと思います。私たちは、今の姿そのままに、暖かくジェントルなおじさんになっても歌を歌い続けるので見守ってください。」 editorイ・ミンジョン